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「大きいおばあさん」の思い出

 今日(8/12)は、母方の曾祖母、はなおばあさんの命日です。はなお祖母さんは長生きで、平成2年の今日、99歳と10カ月で天寿を全うしました。私と妹たちは、母方のおばあさんが2人いたので、母の母のことを「小さいおばあさん」、母の祖母のことを「大きいおばあさん」と呼んでいました。

「大きいおばあさん」は私たちひ孫にはそれはそれは優しいおばあさんで、私たちが中学生、高校生の頃には試験の日を聞き出し、毎朝の神想観(生長の家独特の座禅的瞑想法)の中で成功を祈ってくれたり、家に遊びにいくと、いつも満面の笑顔で迎えてくれて、精一杯もてなしてくれました。とりわけ長男であった私はかわいがられたそうです。

 しかし、「大きいおばあさん」は嫁である、私の祖母にはとても厳しく、祖母は「大きいおばあさん」の厳しい愛情を理解するまで、長い年月を要しました。しかし、生長の家本部講師として多くの人に慕われている祖母にとって、「大きいおばあさん」は人生最良の師であったのだと思います。

 私が高校を卒業後、一人暮らしをしてからは、おばあさんと文通をしました。「大きいおばあさん」の常套句は、「決して後退いたしません、必ず前進します」。最後の最後まで背筋を伸ばし、明治の気骨そのまま、少しもぶれることなく生きてきたさまは、お見事としか言いようがありません。

 ところでかつて、私の父が「大きいおばあさん」に「孫とひ孫とどちらが可愛いですか?」と尋ねたことがあります。どういう答えだったと思われますか? 『はるかに、「ひ孫」の方が可愛い』のだそうです。つまり、自分の世代から離れるほど可愛い、ということでしょう。そういえば、孫がかわいくて仕方のないおじいさん、おばあさん、をそこここで見かけますものね。ご先祖様は私たちのことがかわいくて仕方がないに違いありません。

 夏の暑い日でも決してクーラーを使うことなく、凛として生きていた「大きいおばあさん」。ますます私たち子孫を見守ってくださいね。

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