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カフェでレッスン(3)

 マンツーマンの授業の魅力は――

 1) 自分のペースで授業を受けられる
 2) グループレッスンに比べて話す量が多い(当たり前ですが)
 3) 自分の都合でレッスンをアレンジできる(キャンセルも24時間前まで可能)
 4) (講師によりますが)試験対策もしてもらえる

 というところでしょうか。私は現在、3人目の講師から教えて頂いていますが、大切なのは、最初に会ったときに自分は講師に何を求めているのか、自分が到達したい目標は何なのか、どういう姿勢で日頃学習をしているかを詳細に講師に伝えて、理解してもらうことだと思います。

 最初の講師は「7アクト」で紹介された、日本人女性と結婚しているアメリカ人の方で、割合家から近くに住んでいる方(C氏)でした。C氏の奥様は通訳を生業としているので、ご家庭で日本を話す機会は限りなく少なく、C氏は来日してから10年にもなるのに話せるのはカタコトの日本語のようです。(私は彼と日本語で話したことが無いのでよく分かりませんが)しかし、それが私にはとても新鮮で、何でも英語で説明しなければならない環境が出来て、良かったと思います。また、C氏は人気講師だったので30人もの生徒に教えていたため、一度話したことも次の週には忘れてしまうことがよくありました。

 例えば、私は現在、宗教法人「生長の家」に務めていて、そこで本部講師を拝命しているので、出張してセミナーで講演したり、海外に行くこともあることなどを話します。すると、「どんな話をするの?」とくるので、「生長の家」では環境問題に宗教的な観点から取り組んでいること、正しい信仰による世界平和の実現を目指す「国際平和信仰運動」を推進していることなどを話します。すると、彼はプロテスタントの信仰をもっているので色々興味深く聞いてくれます。すると、説明に窮しますが、こちらにとっては良い勉強になります。

 さらに有り難いことには、次の週になると話したことをC氏がほとんど覚えていない、ということです。日本語だったら、「何~?!」と思うところですが、これは私の英語がたどたどしいからあまり理解できないんだ、と開き直り、もう一度説明を始めるのです。すると向こうもしばらく聞いていると思い出して、さらに質問が来ます。そういうことを何度か繰り返しているうちに、だんだん上手に説明できるようになってきました。その頃になると、C氏も内容を覚えていて、同じ話題を話さなくて良くなります。

 この講師はとてもウマが合って週1回のレッスンが3年間続きましたが(といっても、キャンセル多数で実質受けたのは3分の2位でしょうか)、私立高校からヘッドハンティングされ、新しい講師を探すことになりました。次の講師も家の近くの方でしたが、残念ながら、あまり続きませんでした。人間的にはとても良い方で、ご自身も日本語のほか、フランス語も話せるmultilingualマルチリンガルで教え方も決してヘタではないのですが、宿題も多く、あまりにstrictで楽しい雰囲気で授業を受けることができませんでした。何度か要望を言ったのですが、あまり理解されないようなので、3カ月ぐらいで講師を変えることにしました。

 この反省を踏まえ、次の講師とのトライアルレッスンでは、自分のスタンスをハッキリ話すことにしました。それは、上達したい気持ちはあるが楽しく授業を受けたいこと、自分のペースで英語学習をしているので原則として宿題は出さなで欲しいこと(ただし、面白そうな記事や本があったら紹介してくれます。その記事をディスカッションのトピックにすることはよくあります)、試験を受けるときにはその試験のための準備をしてくれることを要望したところ、快く受け入れてくれたので、その講師に決めました。今もその講師に教わっています。もちろん、間違いは訂正してくれますが、出来ているところを強調し、ここをこうするともっと良くなる、と明るく教えてくれるので、やる気が出ます。

 ただし、プライベートレッスンにも難点はあります。

 1) フィーリングが合わないと苦痛になる
 2) 24時間以内ならいつでもキャンセルできるので、キャンセルが多くなって
   上達しない
 3) 講師がどこかへ転職したり母国へ帰国する可能性がある
 4) 良い講師を見つけるのが難しい
 5) 1人の人だけから教わると色々な発音や癖のある言葉を聞く機会がない

 などがあります。しかし、5) に関しては、ニュースや映画、ドラマなどを見たりして自分でも出来ますので、それほど気にしなくて良いと思います。まぁ、長短様々あるので、あくまでも自分のプラニングする学習の中で、どのように位置づけるかをハッキリさせてから授業を受けると、それなりに効果はあると思います。

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コメント

僕も20代後半のとき、知人の紹介でノースウエストのスチュワーデスさんから英語を教えてもらっていました。彼女が成田ベースだったので、週に二回くらいは教えてもらっていました。ただ、忙しかったので、原則として電話で一時間ほど会話をするということでした。2年ほどは続けたと思いますが、千葉の教化部の職員になってからは止めました。相手の顔も見ないで一時間話すというのは苦痛でしたが、当時、海外からのコンプレインの電話など結構あったので、真剣でした。おかげで少しだけ英語がしゃべれるようになりました。これがなかったら、ニューヨークに赴任して悲惨な目にあったと思います。

投稿: mario | 2006/10/18 06:11

mario-sama,

 カリフォルニアからのコメント、誠に有り難うございます。

>> 僕も20代後半のとき、知人の紹介でノースウエストのスチュワーデスさんから英語を教えてもらっていました <<

 それは大きなモチベーションになりますね。いいなぁ……。でも、電話で顔を見ないで一時間も会話するのはとても大変なことですね。私はいまだに、顔を合わせれば普通に話せる相手でも電話では焦ってしまって、言葉が出てこないし、うまく聞き取れません。聞く、話すの絶対量が足りないから仕方がないのかもしれません。

>> おかげで少しだけ英語がしゃべれるようになりました <<

 またまたご謙遜を! そういう先輩の背中を見ながら、後輩(私を含め)はすくすくと育っております。(笑)

-TA


投稿: T.Abe | 2006/10/18 09:04

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