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どう思われている? 日本人

 最近、『世界の日本人ジョーク集』(中公新書刊)という本を読みました。ジョークの中で、日本人がどう扱われているのかを感覚的に理解することができて、なかなか面白いです。世に出回っているジョークの中には、ケチョンケチョンに批判しているものもあるでしょうが、この本の中にはスパイスが効いているものはあっても、読んでいて頭に来るようなものはあまりないし、むしろ、ユーモアと温かさを感じるものがいっぱいありました。その一部を紹介します。ちょっと長いですが、日本の技術の高さをシニカルにジョークにしたものです。

~~~~~~~~~~~(ここから引用)~~~~~~~~~~~~~~~~
死刑執行

 あるとき、死刑の執行が行われることとなった。ギロチン台の前に連れられて来たのは、ユダヤ人牧師、アメリカ人弁護士、日本人技術者だった。
 ユダヤ人牧師が跪くと死刑執行人が尋ねた。
「仰向けがいいかね? それとも、うつぶせかね?」
 ユダヤ人牧師が答えた。
「仰向けにしてください。神を見上げることができるから」
 死刑執行人はレバーを引いたが、ギロチンの刃は牧師の喉仏の直前で止まってしまった。
「おお神よ、これも神のお力である」
 牧師はそう叫んだ。執行人も、
「これは奇蹟である」
 と驚き、死刑執行は中止となった。
 続いて、執行人はアメリカ人弁護士にも同じ質問をした。
「仰向けがいいかね? それともうつぶせかね?」
 弁護士は答えた。
「先例を破ることはできない。仰向けにしてくれ」
 執行人は再びレバーを引いた。が再び、刃は喉仏の直前で止まったのだった。弁護士への執行も中止となった。
 最後に日本人技術者の番になった。同じように、
「仰向けがいいかね? それともうつぶせかね?」
 と問うと、日本人は、
「仰向けにしてくれ。メカを見たいから」
 と答えた。そしていよいよ執行人がレバーを引こうとしたその瞬間、日本人が叫んだ。「ちょっと待ってくれ! どこに問題があるかわかったぞ!」
 日本人はそう言うと、あっという間に巧みな修理を施したのだった。執行人は、
「そうかい、どうもありがとよ」
 とお礼を言い、無事に死刑は施行されたのだった。
      (早坂隆著『世界の日本人ジョーク集』35~37頁、中公新書刊)
~~~~~~~~~~~(引用ここまで)~~~~~~~~~~~~~~~~

 うーーーん、ちょっと間抜けな死刑囚ですが、技術立国日本を賛嘆している、ととっておきましょう。


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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ぼくもジョークが大好きで、もう百種類以上おもしろいものを集めています。でも、なぜか下品なジョークが多くなってしまいます。一つ紹介します(英語で)。

A Sunday School teacher of pre-schoolers was concerned that his students might be a little confused about Jesus Christ because of the Christmas season enphasis on His birth. He wanted to make sure they understood that the birth of Jesus occurred a long time ago, that He grew up, etc. So, he asked his class, "Where is Jesus today?" Steven raised his hand and said, "He's in heaven."

Mary was called on and answered, "He's in my heart."

Little Johnny, waving his hand furiously, blurted out, "I know! I know! He's in our bathroom!!!" The whole class got very quiet, looked at the teacher, and waited for a response. The teacher was completely at a loss for a few very long seconds. He finally gathered his wits and asked Little Johnny how he knew this. And Little Johnny said, "Well...every morning, my father gets up, bangs on the bathroom door, and yells 'Jesus Christ, are you still in there?'"

投稿: mario | 2006/10/22 10:19

mario-sama,

“中品”なジョーク、有り難うございました。このぐらいだったら、私のカテゴリーでは“下品”には入りません。(笑) しかし、“上品”とも言えないので、“中品”とさせていただきました。

 Mario先生は、英語で講演される際、ジョークで切り出されますよね。私はそれをNYでお聞きしたとき、なかなか意味が取れず、意味が取れても笑えず、周囲を見て笑っていました。でも、これは何とか分かりましたよ!

 ちなみに私の娘(2歳2カ月)は、大きいのをするとき、突然「ウッーーー!」と唸るので、これが始まると事情を知らない方は驚いてしまいます。(特に一緒に遊んでくれる近所のお兄さん、お姉さんは)しかし、「Jesus Christ!」と叫ぶようには教えていません。(この話は“下品”に入るかもしれません……愛ちゃん、ネタに使ってごめん!)

-TA

投稿: T.Abe | 2006/10/22 12:56

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