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違いを楽しむ

「ネスカフェ ゴールドブレンド」のコマーシャルみたいなタイトルですが、内容は違います。英語学習をはじめて8年目になりますと、英語を聞いていて、アメリカ人が話しているかイギリス人が話しているかぐらいは分かるようになります。(そんなの遅すぎる? まぁそうおっしゃらずに…)ただ今のところ私の先生役をしてくださっているNHKラジオ「ビジネス英会話」の vignette(小作品)の登場人物にも British English を話す方がいます。こういう番組では、文法的な間違いもないし、発音もきれいだし、雑音もないのに知っている言葉でも聴き取れない音がよくあります。

「can」は学校では「キャン」と習いましたが、イギリス英語では「カン」です。ですから私は最初、「I can't ...」を「アイ カント。。。」と発音されるので何のことだかさっぱりわかりませんでした。そのほか、「schedule」は US English では「スケジュール」ですが、British English では「シェジュール」と聞こえます。しかしそう言っても、際立って違っている部分はそれほど多くなく、BBC(イギリスの国営放送)も慣れてしまえば、難しい内容でなければ(ここ、ポイントです~)割合聞けるようになってきています。

 あと面白いと思うのは、「ハリーポッターと賢者の石」は、イギリス版(原版)とUS版のタイトルが違うことです。イギリスのオリジナルでは、「Harry Potter and the Philosopher's Stone」ですが、US版では「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」。そうそう、「Philosopher」(賢人、哲学者)が「Sorcerer」(魔法使い)に変わっています。タイトルまで変えて発売するなんて、英語が non-native な私にはちょっと奇妙に感じてしまいますが、その理由について以前、家庭教師をしてくれていたアメリカ人に聞いたことがあります。彼によると「Philosopher」だと釈迦とかカント、ヘーゲルなど、重厚なイメージを持ってしまうので子どもが寄りつかないかもしれない、と言っていました。な~るほど。

 そういえば宮崎駿さんのアニメ、『魔女の宅急便』の英語のタイトルは「Kiki's Delivery Service」。魔女(witch、作品の中では Kiki は自分のことを witch と紹介している)はタイトルから外れているのも色々考えがあるんでしょう。ちなみに私の娘はこのアニメが大好きで、毎日のようにDVDを見ていますが、音声を英語にして聞かせていると、ときどきそれをマネして発音しています。また、よく注意して見ていると(聞いていると)、使っている音楽が全然違っていることに気付きます。

 これとあまり関係ありませんが、日本語と英語の表現の違いで最近興味深いのは、環境問題について、日本語では、「温暖化現象」「地球環境問題」という表現はよく使われますが、「気候変動」とはあまり言いません。しかし、「climate change」(気候変動)という言葉は英語の新聞やニュースでは頻繁に目(耳)にします。先日、温暖化現象は人為的と科学的なお墨付きを出したIPCCという機関の名前も「Intergovermental Panel on Climate Change」(気候変動に関する政府間パネル)です。ちなみに、検索サイトの「Yahoo!」(yahoo.com)で検索してみましたら、ヒット数は以下の通りでした。

 global warming       6,890万件
 climate change       3,890万件
 environmental issues   1,010万件
 environmental problems  337万件

 どのようなニュアンスの違いがあるか、今度家庭教師の先生に聞いてみたいと思います。

 文化を超えるというのは、言語が同じであっても違っていても、面白いものだと思います。(実際、異文化で生活をされている方はそんな悠長なことは言っていられないでしょうけど……)

-TA

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