« 英語になっている日本語 | トップページ | 「学ぶ親」から学ぶ子 »

黒澤家の教育

『朝日新聞』の朝刊に、「おやじのせなか」という、有名人がお父さんの思い出を語っているシリーズものがあり、結構好きで読んでいます。今朝は、映画監督・黒澤明氏の長女で衣装デザイナーの黒澤和子さんのインタビューが掲載されていました。和子さんは説教された記憶はほとんどないそうですが、中学校のときに数学のテストが悪かったときに一度だけあったそうです。しかし、「ママが言えっていうからさあ……。まあ、やんなくていいんだけど」。これは説教とは言えませんね。

 黒澤氏は生前、「人間、生まれたときはみな天才。それを大人がいじくり回してダメにする」とよく言っておられたそうです。分かってはいてもなかなか実践するのは難しいかもしれませんが、私の父もそういう教育をしてくれていたんだと今は思います。とにかく「勉強、勉強」とは一切言いませんでした。正月も返上、と受験勉強に意気込んでいる私を見て、「面白いテレビやってるよ」。余計、テレビを見ませんでした……。

 さて、黒澤和子さんは33歳のとき、お父様から一緒に働かないか、と声をかけられたそうです。幼い頃、映画に没頭するお父様にあまり構ってもらえなかったそうですが、「父が亡くなるまでのその後の10年は、一緒の時間を取り戻すことができた日々でした。家でも食卓でも現場の話ができて。うれしそうだった父の顔が思い出します」と和子さんは語っておられました。

 娘が大きくなったときどういう父娘となるでしょうか、今から想像してしまいます。

-TA

 

|

« 英語になっている日本語 | トップページ | 「学ぶ親」から学ぶ子 »

育児・教育」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 英語になっている日本語 | トップページ | 「学ぶ親」から学ぶ子 »