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米大統領選挙

 民主党の候補者指名レースが歴史的な接戦を繰り広げている今日このごろ、ハワイにおける民主党の党員集会(共和党も)が今週の火曜日に迫り、大変盛り上っています。昨日、今日のローカル紙『ホノルル・アドバタイザー』(Honolulu Advertiser)の一面には、民主党候補のクリントン氏、オバマ氏に関する記事が踊っています。

 新聞の報道によると、民主党のハワイ州党員集会で決まる代議員の数は20人で、指名に必要な2025人の1%しかないため、これまで注目されることはなかったのだそうです。ところが、クリントン、オバマ両氏が獲得した代議員数が僅差であるため、20人といえども無視できない数字になっているようです。

 ご存知のようにオバマ氏はハワイ生まれ、一時期インドネシアで過ごしたのを除き、高校までをハワイで過ごしており、祖母や異父兄弟が当地にいるなど、ハワイとの結びつきが大変強いのです。そして、「様々な文化が行き交うハワイで育った経験は、私の政治的なものの見方に大きな影響を与えてくれている」(his experiences growing up among different cultures in Hawai'i helped inspire his political views.)「ハワイの仲間がホワイトハウス入りする史上初の機会」(This is the first opportunity in history for the people of Hawai'i to have somebody in the Oval Office who is one of their own.)と述べています。

 その他オバマ氏はホノルルの公共交通機関のために連邦政府の資金を投入することに前向きであり(Obama also supports federal funding for a Honolulu mass-transit system.)、「大統領になったらそれを強調していきたい」("I've always been a big mass-transit supporter. It's something that I intend to emphasize when I am president")と述べるとともに、環境問題についても触れています。

 しかしそれに負けじと、クリントン陣営では同氏の娘、チェルシーさんがハワイ入りし、母親の応援演説、ラリーに参加するなどして士気を盛り上げようと躍起になっています。同紙によると、集会の参加者から、母であるヒラリー氏の政策について様々な質問を受けたチェルシーさんは見事にそれをさばき(the 27-year-old deftly fielded questions on her mother's views on ....)、非凡な政治的な能力を見せたようです。その落ち着いた受け答えを見たある参加者が「両親の後を継いで政界に進出するつもりはないか」と質問したそうです(What some called Chelsea Clinton's poise and articulate answers prompted one person to ask her whether she planned to follow in her parents' footsteps and go into politics.)。

 チェルシーさんの答えは、「政治における私の願いは、母を大統領にするために出来る限りの事は何でもすること」(My political aspirations stretch to try to do everything I can to have my mom be my president)。そして、「私は母を信じるわ。この世で私が信じることができて、愛する、そして信頼できる人はほかにいないわ」(I believe in my mom, there's no one in the world that I believe in more and I love more and I trust more.)。かなりしっかりした受け答えと、感心してしまいました。

 大統領が選出される複雑なシステムの全貌がまだ充分理解できないのですが、身近なところで熱戦が続いているので、興味深く見ています。

 現在の私の心境としては、環境保全の側面で具体策を出していて、ハワイ出身、そして、同じような世代であるオバマ氏に少々傾いている感じです。

 ところで、パソコンで「オバマシ」と変換すると、最初の頃は「小浜市」が出てきました。その「小浜市」(福井県)はオバマ氏と同音同義語であるということで、オバマ人気にあやかるため、地元雄志30人が「オバマ候補を勝手に応援する会」を立ち上げ、同氏に必勝だるまを送る計画なのだとか。運転中に何気なくラジオ放送、NPR(National Public Radio、アメリカの公共ラジオ放送)を聞いていたら、このことがニュースになっていて、面白いなぁと思って聞いていました。次のアドレスに詳しい情報が載っています。http://www.asahi.com/national/update/0215/OSK200802150054.html また、AP通信も写真入りで詳しく伝えていました。

-TA

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コメント

ハワイのローカル紙『ホノルル・アドバタイザー』(Honolulu Advertiser)は誰をエンドース(endorse)しているのですか? サンノゼのマーキュリー・ニューズはオバマ氏をエンドースしました。記憶が正しければ、NYタイムズ紙もオバマ氏をエンドースしたのではと思うのですが。

幹事長さんのお宅の隣の家の女主人はヒラリー候補を応援していたので、怒ってマーキュリー・ニューズの購読をキャンセルされたそうです。こちらの選挙はお祭りとも言われますが、一般の党員が深く関わって参加していることがよくわかります。

投稿: mario | 2008/02/19 03:00

>> ハワイのローカル紙『ホノルル・アドバタイザー』(Honolulu Advertiser)は誰をエンドース(endorse)しているのですか? <<

 報道の記事、そして社説を私が見た限りでは、立場は中立だと思います。必ず両方の立場に立つ人のコメントや論評が載せられていますから。

 私が思うのには、オバマ氏は出身地ですから応援するのは当然として、ハワイ選出の上院議員、ダニエル・イノウエ氏がクリントン支持ですので、そういう配慮が働いているのではないでしょうか。

>> こちらの選挙はお祭りとも言われますが、一般の党員が深く関わって参加していることがよくわかります。<<

 本当にそうですね。これだけ長い期間をかけて選挙運動をするのに飽きないのですから。(飽きるときもあるのかな?)

-TA


投稿: TA | 2008/02/19 03:33

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