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別れのとき……

 そんな大げさなことではありませんが、今週の月曜日、1ヶ月半滞在していた義父が日本に帰りました。もともと国際練成会に参加する目的で来ていましたが、私がロスへの出張から帰るまでぜひ、という妻の要望に応え、滞在を延長してくれたのでした。

 さて義父が帰った当日の朝、犬に元気がありません。具合が悪い? 風邪? それとも??? と思ってエサ入れを見ると全然食べた形跡がありません。それで思い出しました。子供には「おじいちゃんが帰るからね。でもまたすぐ会えるんだからね」と何度も言い聞かせておいたのですが犬には何も言っていなかったのです。

 数年前、私が出張したときに何も言わないで出かけたら、私の留守中、物音がするたびに敏感に反応し、帰ってくるまでそわそわして全く落ち着かなかったことがありました。また、妻が練成会で家を空けたときには、下痢を起こしてそれは大変でした。そういうことがあって以来、出かける前には必ずどこへ、何をしに、いつまで行ってくるかを繰り返し話しておくことが習慣となり、不思議とそうすると出かけても落ち着いていたのでした。

 それを思い出して犬にも義父の帰国を言い聞かせたところ、その日の夜からエサを食べ出し、いつもの元気さを回復したのでした。

 子供は言って聞かせていたからほとんど寂しがらないから良かった、と思っていたのですがさらにはあらず、月曜日の日にプリスクールの先生が困惑顔で妻に概略次のように言ったのです。「今日マナミはね、突然何度も泣き出すの。どうしたの? って聞いても答えてくれないし、今日は日本語が分かる先生がいないから日本語でも話せないし……。それでみんなでギューッて抱きしめても全然ダメ。どうしちゃったのかしら???」

 それで義父が今日日本に帰ったことを告げたら、「それで分かったわ」と言っていたそうです。私たちといるときには寂しくないようですが、身内がいなくなると突然感情がコントロールできなくなるのでしょう。プリスクールで大泣きして発散したのだと思います。次の日からはそういうこともなく、元気に通っています。

 言葉がまだ完全に話せない子供と、言葉では会話ができない動物。それぞれ sensitive に別れを感じ取り、それを克服していたのでした。

-TA

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