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日系人もいろいろ

 今日は「谷口清超先生1年祭」を生長の家ハワイ教区の実相センターで行いました。アメリカ合衆国の生長の家では、来週末にLAでインパーソンのミーティングがあるので他の教区でも今日、み祭が行われたようです。

 谷口清超先生のご遺徳を偲ぶ祭文(日英)の奏上、『甘露の法雨』の読誦があり、先生のご遺徳を偲ぶ講話を私が英日で行った後、最後に先生が作詞された「かみをたたえて」を全員で斉唱しました。これはまだ英語訳はありませんが、内容を知ってから歌って欲しいと思ったので、英語に訳して内容を確認した後、ピアノ伴奏に合わせて歌いました。以前、英語の練成会で練習をしたことがあるので歌える人もいて、美しい歌詞とメロディーに皆が魅了されていました。

 さて、今回は日系人の話題です。といっても私が知っている範囲のことですが、日系人にも色々な人がいます。話す言葉で分類すると:

(1) 日本で生まれ、育って、こちらに来た人(この人たちは日系人ではなく日本人です。だから日本語が第1言語です。ほとんどの人は英語も話しますが、中には50年住んでいても英語は全然というツワモノもいます)
(2) こちらで生まれ育った人で、英語も日本語も同じように理解し、話せる人。(第1言語は英語、以下同様)
(3) こちらで生まれ育った人で、日本語がある程度理解でき、ある程度話せる人
(4) こちらで生まれ育った人で、日本語がある程度理解できるが、話すことはできない人
(5) こちらで生まれ育った人で、日本語がほとんど理解できない人

 というように顔は日本人風、名前も日本人の名前でも日本語が話せる度合いは実に様々です。しかし、たとえ日本語が分かる人でも本は仮名がないと読めない、という人がほとんどです。

 英語を使ってコミュニケーションをし始めた人にとっては、(2)の人と(5)の人と話すのは全然違います。もちろん難易度は(2)→(5)になるに従って上がっていきます。そして日系人ではない人と話すとなると、もっと難しくなります。それは言語以外の要素、つまり思想的、文化的なバックグランドが全然違えば、言わなくても通じ合える内容が少なくなり、相手が何を言おうとしているかを言葉以外で判断できないので、コミュニケーションが格段に難しくなるのです。

 例えば同じ内容のものをテレビで見ながら聞くのと、ラジオで耳だけで聞くのとは難易度が全然違います。目による情報があった方が数段楽です。また同じ内容でも直接話すのと電話ではやはり全然違います。相手の表情、目線、ジェスチャー、こういう要素があるのと無いのとでは当然ながら全然話しやすさは違います。さらに携帯電話となると音が不鮮明になったり、途切れるので、さらに難易度はグーンとアップします。私は未だに携帯での会話は苦手なので、事務所や自宅にいるときに携帯にかかってくると固定電話に掛け直してもらうことがよくあります。

 ある本で読んだのですが、英語の習熟度が全く同じの日本人とフランス人に相撲に関する記事を読ませたところ、明らかに日本人の方が理解度が深かったということを読んだことがあります。フランス人は一般的には相撲になじみがないので、親しみも、知識もないので頼りになるのは語学のみですが、日本人は相撲とはこういうものということを知っていて、イメージができるので、たとえ分からない単語が出てきても想像を豊に膨らませながら読み進めることができるのです。

 さて、話は日系人に戻りますが、私が知っている日系人はほぼ例外なく、日本食が好きです。先日カウアイにいった際にお会いしたフランシスハマダさん(デービッドハマダさんの奥さん)は日本語の理解力は上の分類では(4)ぐらいの人ですが、数年前、NYで行われたリーダーのための練成会にハワイから数人で参加したときのことを、こんなふうに話してくれました。

「練成会で出された食事が朝から晩までみんなアメリカの食事でしょう。だからハワイの食べ物が懐かしくて懐かしくて。それで練成会(2泊3日)が終わってからハワイから参加した皆と一緒にNYの街をうろうろして日本食のレストランを探してようやく見つけて定食を食べたの。美味しかったわー」(フランシスさん)
 
ここで面白いのは、アメリカとハワイを区別していること、そしてハワイの食事は日本食だと思っていることです。ご両親が日本人で、同じ日系人のご主人と暮らしているので、基本的には食事は“日本食”を食べておられます。しかしコーテーションマークをつけた「日本食」です。つまり現地にとけ込んだ日本食なので、おむすびにスパムが乗っていたり、味付けが甘かったり、私たちがイメージする日本食ととかけ離れているものもあります。

 最初はこのちょっとした、しかし私にとってはときには深刻な違いに戸惑い、ストレスになったりもしましたが、最近は買うもの、入るレストランを選んでいるのでそういう思いはなくなってきました。それでも、カナダやメインランドに出張したときに出される日本食を頂くと、「そうそう、この味、この味」と思うことがあります。

 阿部 哲也 拝

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