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娘の小学校受験(4)

 学校説明会のときには、両親はスーツが基本、子供も受験に相応しい服装があるのだそうで、くつ、かばん、スリッパなど、いわゆる“お受験グッズ”が売られています。高いです、当然ですけど。中には、あるブランドの鞄や靴でそろえた方が良いなどという噂を聞いたこともあります。そんなことは常識で考えればあり得ないと思うのですが、子供を合格させたいという親心からすると、少しでも粗相のないようにしたいという気持ちは分からないではありません。

 さて8月の下旬に参加した学校説明会は個別に行われましたが、今考えるとさながら「面接試験」のようでした。教室内に先生が2人いて、親子3人でそろって座り、指導動機や、学校の印象、家庭での教育方針など、様々なことを聞かれました。そして、事前に通知されていたように、子供には模擬試験が行われ、実際の受験で出る問題の説明がありました。これは一般的に言われていることですが、説明会で学校に行った場合、校門をくぐってから出るまで、親子共々全ての行動を観察されると言われますが、まさにその通りでした。受付にいた事務員だと思っていた人たちも含め、対応されたのは全て先生方だったのが、後で分かりました。そのぐらい、当日の試験や面接の結果だけではなく、総合的に家族の様子を見て、判断しているのだと思います。なぜなら、これから12年間(小中高の場合。大学まであるところは16年間)にわたる長い付き合いになる生徒と家族を見極めるのですから、当然と言えるかもしれません。

 娘が受験したのは、浦和ルーテル学院というミッション系の小中高の一貫校で、帰国子女の受け入れもあります。しかしわが家の場合は、一度、一般の幼稚園に入っているので帰国子女枠には入りません。説明会で私たちに説明してくださったのは初等科の副部長の方でした。お話の端々からクリスチャンの信仰者であることを窺うことができ、とても誠実な感じを受けました。中でも一番、感銘を受けたのは、娘がハワイにいたために、語彙力が少なかったり、日本文化に関する知識が同い年の子供と比べて少ないことなど、心配していることを話すと、「その点については充分考慮します。もし試験で、質問内容が分からなければ分かるまで、分かる言葉を使って説明します。その点については安心してください」と、明快に私たちの不安を一掃してくださいました。

 娘の受験対策は、家内がほぼ毎日、2、3時間を使って過去の問題集を使ったり、類似の問題集を探して何度も繰り返したりして進んでいきましたが、受験が近づいてくるに従って、面接のことが気になり出しました。何しろ面接のための本を読んでいると、どの本にも「小学校受験の決め手は親の面接」と書かれているのです。

 それで、聞かれる内容で主なものを列記すると、

 (1) 志望動機
 (2) 家庭の教育方針
 (3) 親の職業
 (4) 子供は日頃どんな子供か(長所と短所)
 (5) 子供とはどのように触れあってるか
 (6) 子育てで気をつけていることは何か

 細かく言えばもっとありますし、学校によっても傾向がありますので一概には言えませんが、だいたい上記のようなことを聞かれることが分かりました。中でも大切なのは (1)から(3)番目までで、私の場合は宗教の団体に務めているため、キリスト教系の学校側からは、どのような信仰をしていて、それが学校の方針とぶつからないかを聞かれることは容易に想像ができました。

 しかしそれ以上に難しいのは、家庭の教育方針、志望動機についてであり、夫婦で意見をしっかりと確認しておく必要がありました。どのような角度で質問が来るか分かりませんし、どちらが聞かれるかは分かりません。しかも学校側に、わが家の教育方針、そしてどのような娘に育ててきたかを、分かりやすく、自分の言葉で、情熱を込めて、しかし大げさにならないよう、長くならないように簡潔に伝えなければなりません。

 これまで何となくこんな子供に、ということを夫婦で話すことはありましたが、今回はだいぶ長い時間をかけて夫婦で教育方針について話し合い、どちらが聞かれても矛盾が起きないよう、それぞれの気持ちに反しないよう、入念に準備をしました。(続く)

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