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北海道への出張

 一昨日から今日まで北海道に出張しました。北海道を訪れるのはとても久しぶりです。とりわけ札幌は15年ぶりぐらいだと思います。現在の札幌教化部は平成14年に建てられたとのことですが、建てられたばかりかと思うように手入れが行き届いておられ、温かい雰囲気に満ちていました。

 よく言われることですが、北海道の室内はとても暖かいです。暖房をよく使うからだとは思いますが、家の構造も寒い地域ならでは作りになっていることもあります。2週間前に函館に伺った際、函館教区の谷垣事務局長に伺ったのですが、北海道の十勝地方は冬でも昼間は太陽が出ることが多く、太陽が出ていれば昼間は暖房がいらないのだそうです。ただし、太陽が沈むと一気に冷えるそうですが。それに比べると函館は、昼間もあまり太陽が出ないので、朝晩の冷え込みは厳しくなくても何となく寒く感じる、と言っておられました。

 このようなことは関東地方に住んでいるとなかなか知り得ないことだと思いました。ちなみにハワイも、一年中、貿易風が吹くので、日向を避ければ涼しいこと、朝晩は涼しく熱帯夜などないこと、エアコンがなくても充分快適に過ごせることなどは、ハワイに住んだことがなければあまり知り得ないことだと思います。

 札幌の教化部の最寄り駅は発寒(「はっさむ」と読みます)という駅で、歩くと10分ほどの距離ですので、「駅まで迎えにいきましょうか」とおっしゃってくださった講師会の事務担当の方のお誘いを丁重にお断りし、歩きました。いつ購入したのか分からないのですが、だいぶ前に買った登山靴のような靴があり、冬の雪国に伺うとき以外に使い道がないので使いたかったのと、シェイブアイスのようなパウダースノーの上をぜひ歩きたかったこと、そして歩くと、そこここに色々な「発見」があって楽しいからです。ただし方向音痴の私は、地図があっても迷うことがあり、先方様にご迷惑をかけてはいけないので、あまり周囲の景色に気を取られてはいられません。それでもあちらこちらでシャッターを切りながら、無事に教化部に着きました。途中、歩いていてもなかなか着かないので「間違えたかな?」と不安になったのですが、大型の太陽光発電装置が太陽に当たってきらきら輝いているのがちらっと見えましたので、「大丈夫だ!」と確信しました。札幌の太陽光発電装置の電力容量は31kwです。

 札幌教区の次に伺ったのは空知教区(教化部は滝川市にある)でした。滝川駅に着いたのは午後7時頃でしたが、粉雪が舞っていました。こちらも例によって登山靴で、テクテクと歩いてホテルへ向かい、翌朝も歩いて教化部に伺いました。空知教化部にも立派な太陽光発電装置があります。滝川は札幌よりもさらに寒いのですが、空気が澄んでいて、長く歩くのでなければ快適に歩くことができます。(ただし少し筋肉痛。。。)

 札幌、空知の両教区では地方講師試験が行われました。どの会場でもそうですが、受験者の皆様がこれまで努力して教えを学ばれてきたことが一目で分かる、充実した表情をされていたのに、またまた感動しました。

 ここのところ雪国への出張が続きましたが、いずれもお天気に恵まれて、仕事の緊張感から解放された後には、美しい雪の風景を堪能させていただきました。感謝、合掌。

 阿部 哲也

写真は、ローカル線の車窓から、札幌教化部内にある「技能と芸術を生かした誌友会」発表された作品、札幌教化部外観、滝川のホテルの前にあるライトアップした飾り、空知教化部です。
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「主体者」の自覚について

 私はipodにダウンロードした、アメリカのABC テレビのWORLD NEWS を見ることを日課にしています。この番組はipod用に無料で提供されていて、月曜日から金曜日の週5日間、1日20分ほどにコンパクトに世界のニュースがまとめられと思うので(主にアメリカの視点だと思いますが)、毎日見ています。たとえ同じ内容のニュースであっても、日本の番組とは視点が違うのが面白いです。

 ここ最近は、当然のことながらエジプトのタハリール広場を中心に繰り広げられたデモ、そしてムバラク大統領の辞任、その後の様子がレポートされていますが、大統領が辞任する少し前の日の番組で、あるエジプトの若者が、「これまではエジプト人であることが恥ずかしかった。エジプトのパスポートを持っているのは恥をかいているようなものだ。しかし、今は違う。エジプト人であることに誇りを持っている」というようなことを言っているが印象的でした。

 その同じ日に、トーマス・フリードマン(Thoms Friedman)という『The New York Times』のコラムニストが、同紙に書いていたコラムにも同じ事がでていました。それは、彼が取材したエジプト人は、「これまではエジプトは自国でありながら、借りてきた国のようだった。しかし今は違う。わが国になったのだ」というのです。

 フリードマン氏は、街角で手袋をはめて、大きなゴミ袋を持った若者に出会ったそうで、その若者たちは熱心にお掃除をしていました。それでその中の23歳の若者に「どうしてお掃除をするのか?」と聞いたのです。すると、「ここは私の地球だ。私の国だ。私の家だ。ムバラクが出て行くから私はここをきれいにするのだ」。

 フリードマンさんはよく、「レンタカーを掃除する人はいない」というたとえを使うそうですが、それと同じように“借りものの国”を掃除する人はいない、と言います。そして20世紀までのアラブ諸国は、王や独裁者、植民地の支配者によって支配されていた、借り物の国だった。しかし、主権を取り戻したことで、わが国になった、その意識が、国に対する愛を生み、国をよくしよう、という気持ちになるのだ、ということを述べています。

 私はこれを読んで、何事をするのにも自分がしているという、「主体者の自覚」を持つことが大切だと思いました。させられていると思うと意欲が湧かず、実力も出てきませんが、同じするにしても「自らがやっている」と思えば楽しく、結果を出すことができるのですから。

 しかし現実には、エジプトの政治はそう簡単にはいきそうもありません。今後、良い方向に民主主義が根付くよう祈っています。

 ちなみに、フリードマンさんのコラムの原文は下記のアドレスにあります:

 http://www.nytimes.com/2011/02/11/opinion/11friedman.html

 阿部 哲也

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地方講師の試験が各教区で行われています

 1月の終わりから毎週末出張しています。生長の家のボランティア講師である地方講師の試験が行われているためで、その試験官として色々な教区に伺っています。受験される方々が真摯に試験に取り組んでおられる様子を拝見して、感動で胸がいっぱいになります。

 受験される方との何気ない会話から、そして面接をさせていただいた方との会話からは、受験のための勉強をして、教えの奥深さ、そして素晴らしさに感動した、ということをよく耳にします。それは、これまで教えを受ける側だった方が、教えの内容を説明する勉強を通して、これはこういうことだったのか、と新しい発見があったのではないかと思うのです。私も数年前に本部講師の試験を受けたときに沢山の新しい発見がありました。

 また、自分のために学ぶときと、人様にお伝えするために学ぶのとでは、後者の方がより多くのことが身につく気がします。それは「自他一体」の気持ちが深まるからではないかと思うのです。

「自他一体」と言えば、今年の本部講師の試験の前に説明に立たれた目等泰夫・教化部長が受験者に、「自分のことはさておいて、他の受験者のために祈りましょう」と呼びかけ、「他の受験者のための祈り」を行いました。私はこれはとても素晴らしい事だ思いました。なぜなら、受験前は誰でも気持ちが委縮して緊張するものですが、他の人のために一心に祈るとき、「生命」が広がり、萎縮していた気持ちが溶けていくと思うからです。私自身も、英語の試験を受ける機会が以前にはよくありましたが、そのときに、他の受験者のための祈りをよくしました。

 これまで滋賀、函館、そして青森の各教区へ伺いましたが、それぞれの教区で教化活動上の責任者である教化部長の皆様がわが子の受験を心配する親のような表情をされていたこと、そしてその期待に応えるかのように、日頃の成果を出そうとされている方の真剣なまなざしには、いつもこちらの姿勢が正される思いになります。そして、試験が終わったときの安堵の表情に、こちらも癒されます。

 ちなみに一昨日と昨日は初めて、青森新幹線に乗りました。私は上野から乗車しましたが、行きは3時間半、帰りは3時間20分でした。感覚としては東京から岡山に行く感じです。

 生長の家では、「自然と共に伸びる運動」を進めており、職員が出張する際に二酸化炭素をどれだけ排出したかを報告することにしています。(そうしないと旅費の精算をして頂けません。。。)すると、飛行機での出張は電車の出張と比べて一桁、排出量が違うのです。そういう意味では、新幹線が青森まで開通したのはとても良いことだと思います。

 阿部 哲也 拝

※写真は新幹線の車窓から見た美しい伊吹山、滋賀県教化部の掲示板、函館教区の講習会のポスター(写真は教化部事務局長が撮影したもの。カレンダーが組み込まれていて)、教化部から撮影した函館山、雪の青森県教化部、青森県教化部の太陽光発電装置(装置の下を雪を取り除かないと発電装置にのった雪が下りないので、ここの部分の雪かきは欠かせないそうです。ちなみに雪かきをされているのは田中・教化部長)、ホテルから撮影した青森市内と青森港

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