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感謝祭にちなんで

 今日は北米では感謝祭(Thanksgiving)の日です。11月22日付のAP通信の記事で、他の人に感謝をすると自分のためにもなるのだけれども、その方法についてのヒントを掲載していましたので内容をご紹介します。

 感謝についての研究をしている心理学者は、人に感謝をするときには次のことに留意すると自分の心の満足度が高まると教えています:

・感謝したいことを日記に書くこと。夜に、その日やその週に起こった良かったことを書くこと。(どこかで聞いたことがありますね!)感謝すべきことに対して感情を込めて書くこと。

・感謝すべきことを書くときには、人に焦点を当てること。ある人に感謝をするときに、その人がしてくれたことよりも、その人自身に感謝することに重きをおくこと。

・自分と親しい人が、もしいないといたらどんな気持ちになるかを考え、感謝の気持ちをつづること。

・「どういたしまして」(you're welcome)の力を過小評価しない。誰かがあなたに対して感謝をしてくれたことを心で認めることが大切。それがあるからあなたに感謝をしてくれるのだから。

 という内容でした。「見えざる同志」に出会った気がして、嬉しい気持ちになりました。原文はこちらです。http://abcn.ws/tnO1aY

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アメリカのCO2排出量は4年間で7%の減少

 11月2日付のアース・ポリシー研究所(Earth Policy Institute)からオンラインで配信されたニュースレターによると、この4年間でアメリカの二酸化炭素排出量は7%減少したそうです。2007年から2011年の4年間で石炭火力による二酸化炭素排出量は10%減少、石油火力による排出量は11%減少、天然ガスによる利用は6%増加、差し引きして全体としては7%の減少だそうです。

 アメリカでは依然として石炭火力による発電が全体の発電量の半分を占めているそうですから(日本は約4分の1)、石炭による発電が減少することは、二酸化炭素排出の削減には追い風です。

 同ニュースレターによると、石炭火力発電所の反対運動が盛んに行われたこと(新規建設の反対運動が積極的に行われ、現存する石炭火力発電所のいくつかが閉鎖された)、それに伴って石油の使用が減少したこと(石炭の輸送が必要なくなるため)、経済不況の影響などで車の利用や保有台数が減ったこと、車の燃費が向上したこと、今の若い人は車への関心が以前の若者よりも薄いことなどが、アメリカにおけるCO2排出量が減少した原因として挙げられています。

 私が同記事の中でとても驚いたことが2つあります。一つは、アメリカにおいて石炭火力発電所に関することで亡くなる人の数は1年間で13,200人、この数字は過去10年間におけるアフガニスタンとイラクでの戦死者の合計を上回る、との事実でした。これは社会が化石燃料から自然エネルギーへ移行することで、人の命をも救うことができる、ということを有力に物語っていると思います。もう一つは、ハーバード大学の教授の試算によると、風力発電で作られた電力で車を動かした場合、1リットルあたり約17円のガソリンを使うのと同じ値段で動かせる、ということです。

 自然エネルギーの利用も急速に増えているようです。例えば、この4年間で400もの風力発電所――合計で2万7千メガワットの発電容量――が利用可能となり、800万世帯分に供給できる発電量で、さらにおよそ30万メガワット分の発電が計画されているそうです。

 そして、次のような勇気づけられる言葉で結ばれています。

 2007年にCO2排出量がピークを記録して以来、現在は7%の削減を実現していますが、2020年までに20%、あるいはもしかしたら30%にまで削減幅が拡大する可能性もあると我々は予測しています。もしそうであれば、アメリカは二酸化炭素の排出量削減と気候を安定させるという点において、世界のリーダーとなることができるのです。(拙訳)
(原文:We are now looking at a situation where the 7 percent decline in carbon emissions since the 2007 peak could expand to 20 percent by 2020, and possibly even to 30 percent. If so, the United States could become a world leader in cutting carbon emissions and stabilizing climate. )

 英語の記事の全文はこちらです。http://bit.ly/ulvYPA

 阿部 哲也

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