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環境教育研修会でC.W.ニコル氏が講演(3)

 当日は、アファンの森財団の許可を得て、講演の前にアファンの森を設立された経緯が分かるビデオを参加者全員で見ました。

 http://bit.ly/il4AT8

 研修会は、環境責任者(戸島幹雄・総務部長)の挨拶に続き、生長の家本部事務所のISOプロジェクトチームの中の、「赤坂境内地清掃グループ」と「森に学ぶグループ」による発表がありました。赤坂境内地とは赤坂にある、生長の家の発展を祈念してお祀りされたた、稲荷神社がある境内地です。「同グループ」の発表は、末一稲荷神社の由来などを説明した語、清掃活動の報告を行いました。また、「森に学ぶグループ」は、本部の職員が自然から学ぶことを目的とした研修の様子を発表しました。具体的には、これまでISOプロジェクトチームメンバーを対象にして2回、富士河口湖町にある天上山で研修が行われた様子を、画像、映像を交えて報告。自然との関わりを学ぶ研修や、間伐や、薪割りなどの実地研修の様子、参加者の感想等の発表が行われました。両グループの発表も、とても素晴らしい内容でした。

 その後壇上に立たれたC.W.ニコルさんは、長野のご自宅を出るときには大雪が積もっていたのに、新幹線で数十分も走れば東京に出られること、流氷と珊瑚礁が同じ国の中にあることなどに触れて日本の風土の多様性を賛嘆されました。その後、ご自身の生い立ち、日本人になった経緯、「アファンの森」を設立したことについて、多くのユーモアを交えながら、お話になりました。私は司会をしていたので、ニコルさんのすぐ側で拝聴することができましたが、ニコルさんの全身から、人、動物、自然に対する愛情が伝わってきました。

 またニコルさんはホールに入ってきたときに国旗に対して一礼、またホールを出られるときにも国旗に一礼をして出ていかれたのもとても印象的でした。

 私は3年間、外国(ハワイ)に住んでいたことがありますが、そのときほど自分が日本人であり、日本という国と強く結びついていることを感じずにはおられなかったことはありません。ニコルさんは国籍を変えてまで日本を愛し、その愛を思いに、言葉に、行動で表しておられます。愛するというのは、嫌なところを無視したり、批判して終わり、というのではありません。愛するがゆえに、日本の社会に対して批判をされることがありますが、それは日本を、日本人を、そして日本の自然を愛してやまないニコルさんの深い、切実な愛情を感じるのです。

 私には自分の祖国よりもよいと思える国はありません。だからニコルさんが祖国ではない、他の国の市民になることを選択したのにはどういう思いがあったのか、想像するほかはありません。ただそれは、並大抵の決断ではないと思うのです。それまでして選んだ国に対して敬意を払い、それを行動で示す――ニコルさんの日の丸に対する敬礼を間近で拝見し、様々な思いが去来して行きました。

 この度の研修会においては、森の大切さ、素晴らしさ、一人の人の熱い思いと、強固な意志、そしてそれを実現させる実行力など、学ぶことが数多くありました。貴重な機会を与えていただいたことに心から感謝しています。ありがとうございます。

 C.W.ニコル「アファンの森財団」のサイトはこちらから。http://www.afan.or.jp/

 阿部 哲也

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コメント

私も3年間、一緒にハワイに暮らして(家族ですから・笑)、アメリカ人のご主人に嫁いだ何人かの日本人女性と、友達になりましたが、そういえば、彼女達自身の、国籍は「日本」でしたね(*^^*)
ある日、その友達の一人に、
「国際結婚をしたら、アメリカ人になるのかと思った」
と私が言ったら、
「国籍は日本だよ。アメリカは、永住権だけ。だって日本から自分の国籍を抹消するって、輝美さんだったら、できる???」
と言われました。
私は
「できない」
と答えたのを覚えています。

ニコルさんの決意は、どれだけ固かったのでしょう。
そして、どれだけの思いで、日本を、
森を、自然を愛して下さっているのでしょう。
私たちは日本人として、その思いに応えていかなくてはいけませんよね。

投稿: Terumi Abe | 2012/02/07 23:47

 本当にそうですね。国籍を変える理由は人それぞれでしょうが、ニコルさんのそれは、相当の決意、そして愛情を感じました。

投稿: 阿部 哲也 | 2012/02/08 11:17

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